先週に行われた重賞を振り返っていきます。前編に続いて後編では日曜の2歳牝馬G1阪神JFを振り返っていきます。
阪神ジュベナイルフィリーズ(G1) 阪神芝1600m 2016年12月11日(日)
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外厩データはJRDV.sp 偏差値はCASIOの協力で作成しています
偏差値2→1→3位での決着でした!
▼レース当日の予想はこちら
では全頭徹底解説から振り返っていきましょう
1着 ソウルスターリング
偏差値2位②ソウルスターリング ★★★
ルメール騎乗時(2-0-0-0) 相性は良い。新馬とOP2連勝中。関東馬。軸にはできない。馬券的にはただ抑えるだけ。それ以上でも以下でもない。
2着 リスグラシュー
偏差値1位⑱リスグラシュー ★★★★★
戸崎圭騎乗時(初騎乗) 武豊(A)→戸崎圭(S)乗り替わりはプラス。未勝利と重賞2連勝中。前走は中谷(D)→武豊(A)乗り替わり効果もあったか。ここで騎手落なかったのはプラス。追切展開あり。堅軸。ここから行くべき。
3着 レーヌミノル
偏差値3位④レーヌミノル ★★★★
蛯名正騎乗時(初騎乗) 浜中(S)→蛯名正(C)乗り替わりはかなりマイナス。ここでの乗り替わりは痛い。重賞1着→2着。追切展開あり。強いのはわかる。乗り替わりがどう出るか。
ここは完全に人気通りの決着でした。勝ったのはソウルスターリング。関東馬で輸送競馬、初の多頭数など不利的な要素もありましたが、そのような事は全く感じさせない勝ち方でした。本当に強かったですね。そして2着はリスグラシュー。スタート良くなく後方からでしたが、最後しっかりと詰め寄り、勝ち馬以外には能力の違いを見せた感じでした。3着はレーヌミノル。前走で牡馬相手に重賞で健闘した力を見せて踏ん張りました。
予想の結果は
[ 馬券生活 公式3連複買い目 ]
3連複
⑱→②④⑪⑫⑰ 計10点
3連複12.1倍的中
そして最終予想は
こちらは不的中に終わりました。
「展開位置順位」に並べた表も貼っておきます。
2歳戦なのでなかなか予想通りにはいかなかったですが、ソウルスターリングはスンナリ先行して内枠を活かし余裕の競馬でした。このあたりのセンスの良さも感じさせました。対してリスグラシューはかなり後方からで厳しい競馬でしたが鋭い脚で2着をキープしました。
私の予想としては、リスグラシューが本命で、勝ったソウルスターリングは高くない評価をしました。その理由としてはやはりソウルスターリングが藤沢和厩舎だったからです。もちろん名門厩舎で数々の名馬を扱った厩舎ですが、近年ではG1ではあまり振るわず勝ったのはスピルバーグだけ。馬券圏内もコディーノやチェッキーノくらいでイメージの割にはアテにできないという印象でした。
しかも関西のG1はずっと勝利していなく、今回は過剰人気になっているのではないかなあと考えていました。しかし現在は厩舎レベルもピンクのSレベルと調子も良く、しかも今回の鞍上はルメール騎手でした。やはりこれが非常に大きかったのだと思われます。そしてこの結果を受けてやはりこの厩舎でも騎手による影響が非常に多いんだなと、ある馬を思い出しました。
それがこちらの馬です。
ゼンノロブロイ
▼ゼンノロブロイ | 競走馬データ - netkeiba.com
もう10年以上も前の馬になるのですね。
この馬はデビューから横山典騎手が騎乗し、ダービーまで駒を進めますがネオユニヴァースの2着に敗れます。その後も安定した競馬を見せるのですがなかなか勝ちきれないもどかしいレースが続きます。
印象的だったのが日経賞。単勝1.1倍の圧倒的人気に支持されますが、鞍上は柴田善騎手。圧勝かと思われましたが直線では伸びず2着に敗れる競馬。そして宝塚記念では田中勝騎手で4着。ハッキリ言いますけどこれは騎手のせいでこの着順に終わっていたのです。当時はゼンノロブロイは力はあるが勝ちきれない決め手に欠けた馬、という印象だったのです。
しかし惜敗続きで迎えた秋の天皇賞。鞍上は名手ペリエ騎手でした。当時は3歳でダービーを制したキングカメハメハがこのレースに出走予定でしたが、直前の故障で引退。本命馬不在の混戦と予想されていました。しかしレースではゼンノロブロイの久々の勝利。そしてその後なんとジャパンカップ、有馬記念とG1を3連勝してしまいました。
もちろん調子の良さもあったのでしょうが、前述の柴田善騎手や田中勝騎手が騎乗していれば、おそらく3つのうちの1つもG1を勝てなかったでしょう。結果論かもしれませんが、当時の私は、同じ馬なのに騎手によって全然違う馬に見えた感じがしたのです。
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まあ今回の阪神JFの結果を受けて、昔話ではありますがなぜか強烈にゼンノロブロイという馬を思い出してしまいました。
今回もどうだったのでしょうか。ソウルスターリングにルメール騎手ではなくてB~Cレベルくらいの騎手が乗っていたら違う結果になっていたのかもしれません。
レース当日は香港でもレースが行われていましたが、やはり名ジョッキーの騎乗を見ていると本当に惚れ惚れしてしまいます。香港カップのモーリスだってムーア騎手だから、あの暴力的な強さを発揮できたのかもしれません。3着に来たステファノスもスミヨン騎手だから3着を死守できたのかもしれません。結局は名馬の全能力を発揮させられるのはやはり騎乗する騎手によって引き出され方が違うと改めて思わされました。
まあ昔話になってしまいましたが、やはり競馬は記憶のゲームともいいますし過去のレースに思いを馳せるのもいいかもしれませんね。
今までのブログ開始から重賞のトータルの収支は(2016年2月27日~)
[ 馬券生活 公式3連複買い目 ]
104レース中40レース的中(的中率38.5%)
投資金額122,400円 回収金額281,440円
回収率229.9% 純利益159,040円
※1点100円で計算
▼過去の重賞結果は
▼前編▼
今週の重賞スケジュール
12/17(土) ターコイズステークス
12/18(日) 朝日杯フューチュリティステークス(G1)
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