先週行われた重賞を振り返っていきます。3歳牝馬最後のG1レース「秋華賞」、そして土曜は古馬牝馬路線の「府中牝馬ステークス」この2つを振り返っていきます。
まずはこちらから
秋華賞(G1) 京都芝2000m 2016年10月16日(日)
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外厩データはJRDV.sp 偏差値はCASIOの協力で作成しています
偏差値1→9→6位での決着でした!
レース当日の予想はこちら
▼秋華賞 G1SP 全頭徹底解説・最終予想! - 馬券生活✩競馬で生きていく
では全頭徹底解説から振り返っていきましょう
1着 ヴィブロス
偏差値1位⑦ヴィブロス ★★★★★
福永騎乗時(1-1-0-0) 相性は良い。重賞は3着以内1回。紫苑S2着。前走関東に遠征で結果を出し今回は京都。やはり関西馬で関東から関西のレースに戻るのが大きい。枠は微妙。なぜか秋華賞では4枠は馬券になっていない。インと外の間に挟まれる枠。鞍上の乗り方が問われる。ミスがなければ馬券になる可能性は1番。
2着 パールコード
偏差値9位③パールコード ★★★
川田騎乗時(1-1-0-1) 相性は良い。重賞は3着以内1回。紫苑S5着。前走は他馬と接触あり。変わり身あり。枠が良い。この騎手厩舎で偏差値がここまでなら本来なら届かないが抑える必要はあり。
3着 カイザーバル
偏差値6位⑮カイザーバル ★★★★
四位騎乗時(1-1-1-2) 相性は良い。重賞は3着以内1回。前走ローズS3着(重馬場)。外枠ですが買わなければいけない馬。もしかしたらローズS組で一番注意が必要な馬かもしれない。
1着はヴィブロス。福永騎手は勝つために一番良い競馬をしました。枠を利し好位につけ距離ロスを無くし直線ではやや外に持ち出し末脚を引き出すというまさにお手本的な騎乗でした。本当にこの騎手は「牝馬」になると全てがうまくいくようです。まさに馬の能力をきちんと引き出す騎乗だったような気がします。前走の紫苑Sでは関東に遠征し本当に大きな不利を受けながら出走権と賞金を得る2着でしたから、今回はホームに戻っての競馬。全てが上手くいったようです。古馬ならとにかくやはり3歳牝馬には「遠征」の影響が大きいと思います。消去法でいくとこの馬が一番減点材料が少なかったような気がします。当然の1着でしょう。
2着はパールコード。ここで最近の重賞でイマイチだった川田騎手が来ました。このレースは内枠に良い馬が集まり、その中でどの馬が好位につけられるかというのも注目でしたが、この馬が一番良いポジションを取れました。まさに好枠を活かした素晴らしい騎乗でしたね。偏差値が9位だったのは騎手と厩舎を考えると少し意外でしたが、展開が向いたのもあるでしょう。「展開★」もついていました。中内田厩舎は今年初重賞制覇がありましたが、さっそくG1でも2着。今後大きく飛躍する厩舎になるのは間違いないですね。
3着はカイザーバル。外枠で唯一といっていい程健闘した馬です。おそらく相当なスタミナ能力がある馬なのでしょう。4コーナーからやや外目をまわりずっと追いどおし。これでバテずに3着を確保するわけですからタフな馬です。距離はマイルよりも2000m以上がより向くと思われます。しかし四位騎手もそういうタイプだというのがわかっていたのでしょうか。さすがの騎乗です。外枠ではミエノサクシードやダイワドレッサーもいましたが、やはり騎手の差です。やはりG1ではちゃんとした騎手でないと勝負になりません。
ビッシュ敗れる
1番人気のビッシュは10着に敗れてしまいました。週中では「中4週」で外厩「ノーザンF天栄」を使った事が判明し、おおっと思いましたが、この馬は関西は初遠征。やはり相当な負担になったようです。3歳牝馬路線といえば、今年の桜花賞のメジャーエンブレム。そして昨年の桜花賞のルージュバック。いずれもG1の大舞台で1番人気に支持され外厩「ノーザンF天栄」を使って来たのですが、人気を裏切る結果となりました。もちろん過去にはヌーヴォレコルトなど好走する関東馬もいるのですが、やはりいろいろと難しいようです。関東馬だから「即消し」という訳にはいかないでしょうが、軸にはせず無難に相手として選ぶのが良い選択だと思います。
あとは1~3着は全て最上位レベルである「ピンク厩舎」でした。やはり今回はトライアルからの間隔が短いため「外厩」はなかなか使えませんでした。ですからしっかりとした自厩舎での調整が求められました。そうなるとやはり威力を発揮するのが「厩舎力」となりました。
ちなみにビッシュの鹿戸厩舎が外厩に預けず自厩舎で調整していたら、さらにボロ負けしていた事でしょう。それなら関西に短期間預けて調整した方が良かったのかもしれませんね。
予想の結果は
[ 馬券生活 公式3連複買い目 ]
3連複
⑦→①②⑤⑨⑩⑮ 計15点
残念ながら不的中となりました。
偏差値1位のヴィブロスが快勝していながら、馬券は不的中という最悪の結果になってしまいました。パールコードの偏差値がなぜ伸びなかったのか。これはかなり詳しく分析してみたいと思います。しかし1番人気のビッシュの偏差値が外厩を使った割には伸びなかったのは良い点だと思います。
あとは「展開位置順位」に並べた表も貼っておきます。
続いてはこちら
府中牝馬ステークス(G2) 東京芝1800m 2016年10月15日(土)
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偏差値4→1→2位での決着でした!
レース当日の予想はこちら
▼府中牝馬ステークス(G2) 全頭徹底解説・最終予想 - 馬券生活✩競馬で生きていく
全頭徹底解説から振り返っていきましょう
1着 クイーンズリング
偏差値4位⑬クイーンズリング ★★★★+
M・デムーロ騎乗時(2-2-0-4) 相性は良い。今まで全て外国人騎手騎乗。重賞は3着以内3回。G1以外は2-1-0-1と堅実(G2~OP)。距離は2000mまでか。G1ではちょっと足りない。ならばここは賞金を稼ぎに来るはずです。相手としては消しにくいですね。普通に買いましょう。
2着 マジックタイム
偏差値1位①マジックタイム ★★★★★
ルメール騎乗時(0-0-1-0) 前走初騎乗で重賞3着と相性は良い。というよりも今まであまり騎手に恵まれなかった。上位騎手が騎乗すれば見劣りなし。重賞は3着以内4回。要注意。追切展開あり。文句ありません。1着だとどうか?という気がしますが。3着以内という事を考えると圧倒的堅軸。馬券はここからです。
3着 スマートレイアー
偏差値2位⑥スマートレイアー ★★★★
武豊騎乗時(5-1-0-7) この鞍上とは現在5連続4着以下。相性は良くなくなっている(ただし近走はG1のみでの騎乗が多いG2なら大丈夫か)。重賞は3着以内7回。昨年のこのレース2着(M・デムーロ騎乗)。追切展開あり。悪くないです。普通に好勝負できるでしょう。ただし他にも良い馬がいるので安定的候補として。
1着はクイーンズリング。やはりここはG2の舞台。しっかりと賞金を稼ぎましたね。まさかアタマまであるかとは思いませんがキッチリ勝ち切りました。このあたりがミルコならではという感じですね。次のG1で軸にできるか、と言われたらどうかとは思いますが、相手としたら十分考えられますね。
2着はマジックタイム。馬券の軸としては完璧でした。道中の位置ももっと後ろから行くかと思ったのですが、好位につけられました。ルメールのソツのない騎乗ですね。この馬は2着か3着だろうなと感じていたのですが、やはりその通りの結果でした。こういう馬を買う時は3連単の2,3着付けというのもアリかもしれませんね。
3着はスマートレイアー。順当に能力を発揮したと思います。しかしまさかこの馬がマジックタイムよりも後ろで競馬するとは思いませんでした。上位の2頭とは位置取りの差でしょうね。
4着以下では、5着のシュンドルボン。当日は5番人気まで落ちましたが、やはり危ない馬でした。5着でも健闘したと思います。このメンバーであればこの着順が精一杯なのでしょう。
予想の結果は
[ 馬券生活 公式3連複買い目 ]
3連複
①→②⑤⑥⑫⑬ 10点
手堅く的中でした。この買い目で的中はほぼ堅いと見ていたのですが買い方は難しかったかもしれませんね。
こちらは最終買い目での的中です。ただし買い目的にはスマートレイアーを抑えにしてしまったので回収率的には公式買い目とほぼ変わらない結果となってしまいました。
「展開位置順位」順です
今までのブログ開始から重賞のトータルの収支は(2016年2月27日~)
[ 馬券生活 公式3連複買い目 ]
80レース中30レース的中(的中率37.5%)
投資金額93,100円 回収金額229,000円
回収率246.0% 純利益135,900円
▼9月以前の全ての結果は
▼過去の重賞結果は
今週の重賞スケジュール
10/22(土) 富士ステークス(G3)
10/23(日) 菊花賞(G1)
今週は牡馬クラシック路線の最終戦「菊花賞」です!マカヒキは凱旋門賞、リオンディーズは電撃引退とやや寂しくなってしまいましたが、悲願のG1制覇がかかるサトノダイヤモンドと京都の長距離の鬼「蛯名正騎手」騎乗のディーマジェスティ。人気を背負う2頭になると思いますが、果たしてどのような結果になるのでしょうか。私としては先入観を一回完全にリセットして秋の3000mのレースとして見たいと思います。伏兵の台頭も十分に考えられるかもしれませんね。
土曜はマイルチャンピオンシップへのステップ「富士ステークス」です。少し登録馬は寂しいようですが、府中牝馬Sの結果を考慮して上手く馬券的中へと繋げていきたいですね!
それではよろしくお願いします。
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