さて、先週行われた2つの重賞を振り返っていきます。
まずはこちらから。
日本ダービー(東京優駿) G1 東京 芝2400m 2016年5月29日(日)
偏差値1位→2位→5位で決着。
それでは着順ごとに「全頭徹底解説」から振り返ってみましょう。
1着 マカヒキ
1位 72 ③マカヒキ ✩✩✩✩✩
弥生賞1着、皐月賞2着です。
この馬も脚質が合うのと、前脚後脚が長いので、広いコースに変わること、距離延長は望むところです。
理想の内枠を引いたので、あとは直線どこで外に持ち出すかといったところでしょう。
当然偏差値1位ですので、どの要素も問題はありません。
唯一の不安点は「ジョッキー」です。
若干30歳の「川田騎手」がこのそうそうたる顔ぶれの騎手の中で、1番のレースができるでしょうか。
勝ちきるか?というとそこだけ疑問が残ります。
おそらくこの馬は3着以内を外さないでしょう。
しかし、確実に1着になれるかというとやや厳しいでしょう。
マカヒキとサトノダイヤモンドのワイドはほぼ自動的に成立しそうな塩梅ですが、やはりルメールはこのマカヒキに実際に騎乗して若駒Sと弥生賞を勝利しています。
おそらく、ルメールはマカヒキとの位置取りに対して細心の注意を払いながらレースをするでしょう。
ディープインパクトに勝利したハーツクライ。その時の鞍上はルメールでした。
なにかその時の再現が見られるような予感もしたりします。
2着 サトノダイヤモンド
2位 67.6 ⑧サトノダイヤモンド ✩✩✩✩✩
きさらぎ賞1着、皐月賞3着です。
小回りコースよりも、広いコースが向くでしょう。
前脚後脚とも長いので、距離は2000mから2400mに伸びるのはベストでしょう。
不安要素はまだ「里見オーナー」がG1未勝利だという事。
逆にいうと不安点はそこしかありません。
鞍上は「ルメール」
去年は「ミルコ」がダービーを制覇したので、燃えに燃えている事でしょう。
日本ダービー未勝利の騎手で今回1番可能性があるのはこのジョッキーでしょう。
「追切」も素晴らしいです。完全に状態をワンランク上げてきました。
マカヒキが3連複の軸だとしたら、勝利に1番近いのはこの馬でしょう。
3連単の1着固定ならこの馬を買うべきです。
3着 ディーマジェスティ
5位 55.7 ①ディーマジェスティ ✩✩✩
皐月賞1着です。
皐月賞の予想過程結果を受けて、私はこの馬を全く評価できませんでした。
そして、偏差値は余り伸びず5位となりました。
もし、今回のダービー。
「騎手」だけで見るのであれば、この馬に騎乗する蛯名正義騎手が勝利するのが、一番ふさわしいと思います。だれもが納得するでしょう。
ディーマジェスティはすごく運を持っている馬だと思います。
枠も1番枠と、イン有利の馬場を活かせる枠になりました。
しかもエルコンドルパサーを管理していた「二ノ宮」厩舎の馬です。
この点で、ディーマジェスティをどう扱うかが測りかねていたところです。
しかし、なんと前売りでは単勝1番人気になってしまいました。
もし皐月賞でディーマジェスティを本命にして馬券を取った人でも、今回続けて買うのはためらわれるくらいの人気です。
このブログは「偏差値予想」のブログです。
実際にこの馬に対して低い評価があって、そして偏差値も高くない。
結論として私はこの馬を買う事はできません。
チャレンジ買い目では、この馬は馬券の対象から削除します。
以上が、レース当日の全馬徹底解説でした。
1着と2着は完全に読み間違えていましたね。
「ルメール」と「川田」
この騎手を比べて、ルメールを上位にとりました。
この読みは間違いなかったと思いますが、
それ以上に「川田騎手」の執念がまさったという事なのでしょう。
本当に素晴らしい騎乗ぶりでした。
30歳になって、やってきたビッグチャンスを一発でつかみ取ってしまいました。
これはさらにひと皮むけて、ビッグジョッキーになる可能性もあります。
若手ではピカイチの騎手になるかもしれません。
対して「ルメール」は本当についてないというか・・・
結局、日本で通年騎乗を始めて、G1勝利はメジャーエンブレムの時だけです。
しかもメジャーエンブレムは桜花賞の時にやらかしてしまいました。
もしかしたら、大レースよりも、通常レースでキッチリ稼ぐタイプの騎手なのかもしれません。
たった8cmのハナ差ですが、川田騎手の未来は希望に満ち溢れていますね。
3着はディーマジェスティでした。
このブログではさんざんな評価をしてしまいましたが、本当に強かったですね。
ビックリしました。完全に脱帽です。
この馬に関しては完全に考察自体が間違っていたようです。
正直、レース前まではこの馬が掲示板にのる事ができるとは全く思わなかったです。
偏差値が5位なので、3着に来ても不思議ではないのですが、いやはや。
上位の3着までは
「川田」「ルメール」「蛯名正」
いずれもダービー未勝利騎手が独占しました。
やはりポテンシャルが違ったのでしょうか。
4着のエアスピネル、「武豊」は本当に最高の騎乗でした。
天皇賞(春)も今年は制しましたし、完全に復活モードですね。
重賞では外せない騎手に戻りましたね。
5着のリオンディーズ、本当にちぐはぐな競馬になってしまいました。
完全に歯車が狂ってしまったようです。
ちなみに「ミルコ・デムーロ」は騎乗停止明けから、なんとまだ3勝しかできていません。
別人になってしまったような騎乗ぶりです。
何か、JRAやら関係者やら他のジョッキーやら、厳重注意を受けてしまったのでしょうか。
それぐらい騎乗ぶりがおかしくなってしまいました。
あの皐月賞から人馬ともに負のスパイラルに入ってしまったようです・・・
予想の結果は
[ 公式3連複買い目 ]
③→①⑤⑨⑫⑭(10点)
いちおう的中でした。
[ チャレンジ3連複買い目 ]
③⑧⑫(100%)
外れ
でした。
続いては
目黒記念(G2) 東京芝2500m 2016年5月29日(日)
偏差値1位→2位→17位で決着。
いや、3着のヒットザターゲットは偏差値17位ですか・・・
いろいろとアレな結果ですね。
全頭徹底解説を振り返ってみましょう。
1着 クリプトグラム
1位 69 ⑮クリプトグラム ✩✩✩✩+
1000万下を勝って、いきなりOP特別に挑戦し勝ってしまいました。
偏差値1位というのは盛りすぎかもしれませんが、素直に信頼しましょう。
ただし、鞍上が「福永」。牡馬の長距離戦なので人気以上の好走はあまり期待できません。
人気通り2着か3着に来る可能性は十分にあります。
2着 マリアライト
2位 66.1 ⑥マリアライト ✩✩✩✩✩
エリザベス女王杯1着、有馬記念4着です。
同じ牝馬のタッチングスピーチよりもスタミナ面では上回るでしょう。
やはり関東馬では最上位でしょう。普通に勝ち負けできると思います。
3着 ヒットザターゲット
17位 37.3 ⑩ヒットザターゲット ✩+
昨年のこのレースの覇者。札幌記念ではディサイファの2着に入っています。
今回は有馬記念以来の約5ヶ月ぶりのレースとなります。
ハンデ戦なので58kg。このあたりも偏差値が伸びない原因でしょうか。
以上が全頭徹底解説でした。
正直、マリアライトの方が強いんじゃないかなあとレース前までは思っていたのですが、偏差値の順番になりましたね。
1着のクリプトグラムに騎乗した「福永」騎手も、川田騎手がダービーを制覇したのを目の当たりにして燃えていたんでしょうね。
意外に、来年のダービーは福永騎手が怖いかもしれません。
しかし、3着のヒットザターゲット。
偏差値が全く伸びませんでしたね。
この馬は内枠の時しか好走例がなかったので、全く買い目には挙げようとは思いませんでした。
小牧騎手はインを突いて、良い騎乗でしたね。
しかし、こういう偏差値1位がグリグリの人気馬じゃない時にしっかり馬券を取りたかったのですが、うまくいかないですね。
やはり、3連複は3頭キッチリ当てないといけないので、こういうケースもけっこうあります。
だからこそ的中した時のリターンも大きいのですが・・・
1頭は人気薄が来そうだったので、わりと買い目を広げたのですが、するりするりと逃げられてしまいました。
[ 公式3連複買い目 ]
⑮→③④⑤⑥⑬⑯(15点)
外れ
[ チャレンジ3連複買い目 ]
⑮→③⑤⑥⑬⑯→⑫⑰⑱(15点) フォーメーション
外れ
なんとも不完全燃焼な馬券となってしまいました。
今までのトータルは
[ 馬券生活 公式3連複買い目 ]
39レース中14レース的中(的中率35.9%)
投資金額47,700円 回収金額137,900円
回収率289.1% 純利益90,200円
[ チャレンジ3連複最終買い目 ]
6レース中0レース的中(的中率0%)
投資金額7,600円 回収金額0円
回収率0% 純利益-7,600円
チャレンジの方はまだ的中はありません。
回収率を考えて、ダービーは1点勝負だったのですが残念でした。
まだまだ東京G1連続開催は続きます。
今週末はラストの「安田記念」です。
このレースはなにか穴馬がくる予感がするレースなのですが、どうなるのでしょうか。
「ダービー」と「目黒記念」は馬連ならわりと狙いやすかったのかもしれません。
もし、馬券を的中された方がいらっしゃいましたら、おめでとうございました。
それでは今週もよろしくお願いします。
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