いよいよ春の古馬長距離王決定戦。
天皇賞(春)がやってきました。
とはいえ、以前に比べると路線も分かれてしまい、実力馬の出走も以前よりかなり減ってきているようです。
ゴールドシップも昨年で引退。
今年はやや小粒なメンバーとなってしまいました。
天皇賞・春(G1) 京都 2016年5月1日(日)
外厩データは天皇賞(春) 特別登録 : JRDV.sp
まず騎手レベルを見てみましょう
Sレベル 「ルメール」「福永」「川田」
Aレベル 「岩田康」「武豊」
Bレベル 「池添」「蛯名正」「ボウマン」
このあたりまでが好走可能な騎手になるでしょう。
このリストアップされた騎手の中で、二人の騎手に注目しましょう。
蛯名正
この人は、長距離の鬼です。
昨年も10番人気のカレンミロティックを3着に持ってきています。
天皇賞・春は3年連続3着以内に来ていますね。
タンタアレグリアもそんなに人気はしなさそうなので、私としても偏差値でB判定以上であれば、積極的に狙っていきたいところです。
福永
この騎手はSレベルなのですが、得意分野と不得意分野がハッキリ分かれている騎手です。
[得意分野] 牝馬・短距離戦(1600m以下)
[不得意分野] 牡馬の長距離戦
ハイ、今回は不得意分野のジャンルですね。
イヤ、シュヴァルグランは前走勝ってるし、菊花賞のエピファネイアも勝ってるじゃないか!
と思われる方もいらっしゃると思いますが、ともに1番人気だったのです。
この騎手は牡馬の長距離戦で人気以上の好走を求めるのは酷です。
おそらく今回も人気以下の着順で落ち着いてしまうでしょう。
シュヴァルグランは2~3番人気が予想されます。
2着か3着には来るかもしれないですが、おそらく勝ちきる事は不可能でしょう。
3連単で狙っていけそうですね。
あと、これ以外のリストアップされていない騎手で二人ほどマークしたい騎手がいます。
「吉田隼」と「酒井学」
この二人は、以前騎乗馬に乗って2500m以上のG1レースを制しています。
こういう場合は例外として「騎手レベル」は高くなくても要注意です。
とくにトーホウジャッカルはおそらく偏差値はやや低めに出てしまうかもしれませんが切りたくないですね。
続いては厩舎レベル
Sレベル 「堀」「友道康」「藤原英」「松永幹」
Aレベル 「藤岡健」「池江寿」「国枝」「高野友」
Bレベル 「中川」「牧田和」
カレンミロティックの平田厩舎
キタサンブラックの清水詞厩舎
フェイムゲームの宗像厩舎
これらの厩舎は今年は不調ですね。
特にフェイムゲームは北村宏騎手が乗れないのが非常に大きいです。
キタサンブラックは何だかんだいって、今までダービー以外は全て馬券圏内に好走しています。
今回も武豊騎手ですし、しれっと3着以内に来ていそうなイメージが強いです。
外厩
「ノーザンFしがらき」が6頭もいます。
1頭ぐらいは確実に好走してきそうですね。
レーヴミストラルあたりが怖そうですね。
あとは枠順。
毎年この時期の京都芝コースは大変に芝の状態が良いです。
もちろん外枠の馬もけっこう絡んでいるので、外は消し、というわけにはいきませんが、穴なら内枠ですね。
去年も②カレンミロティックと④ラストインパクトのワイドで勝負していまして、最後の直線では的中を確信していたのですが、最後の最後でフェイムゲームが突っ込んできて苦い思いをしたものです。
内の偶数あたりは要注意ですよ。
一応今日のポイントをまとめておきます。
・「蛯名正」に注意
・「福永」は人気以上の好走はしない
・ゴールドアクターとトーホウジャッカルは騎手レベルが高くなくても軽視はしない
・ノーザンFしがらきの穴に注意
・内枠の偶数番の穴馬に注意
こんなところでしょうか。
私個人の印象としては、普通にゴールドアクターとキタサンブラックで堅いんじゃないかなあという感じがあります。
そしてシュヴァルグランがこけて、1頭穴馬がやってくる、そんなイメージがあります。
あとは長距離戦なので、どちらかというと「追切」よりも「騎手」のほうが大切になります。
調子が良くてダメ騎手が乗っている馬なら、多少調子が悪くても腕達者な騎手が乗っている馬の方が好走する、それが私の天皇賞・春のイメージです。
あさって木曜には枠順確定バージョンをお伝えします。
ちなみに今年のG1レースの結果は
フェブラリーステークス 3着馬が低偏差値で買えず→×
高松宮記念 偏差値通りの決着→大本線的中◎
桜花賞 完全に狙い馬で上位独占したがメジャーエンブレムを過信しすぎ→×
皐月賞 強風のため能力通りの結果にならず→×
そろそろ大本線での的中を期待したいところですね。
それではよろしくお願いします。
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