先週行われたキーンランドカップと新潟2歳ステークスの偏差値表と重賞予想の結果を振り返っていきたいと思います。
まずは騎手が超豪華メンバーだったこちら
キーンランドカップ(G3) 札幌芝1200m 2016年8月28日(日)
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外厩データはJRDV.sp
偏差値3位→1位→5位での決着でした!
それでは着順ごとに「全頭徹底解説」から振り返ってみましょう。
レース当日の予想はこちら
▼キーンランドカップ(G3) 偏差値確定版!全頭徹底解説 - 馬券生活✩競馬で生きていく
1着 ブランボヌール
⑭ブランボヌール 偏差値3位 ★★★★+
戸崎圭騎乗時(初騎乗) 三浦皇(C)→戸崎圭(S)乗り替わりはかなりプラス。Sレベルの騎手が騎乗は初めて。3歳馬。重賞は函館2歳S1着、阪神JFとファンタジーS3着。1200mは2-0-0-0。厩舎外厩の相性は26.8%と良い。追切展開印あり。これは仕方ないです。良い条件が揃っています。
2着 シュウジ
④シュウジ 偏差値1位 ★★★★★
モレイラ騎乗時(初騎乗) 岩田康(B)→モレイラ(S)乗り替わりはプラス。外国人騎手騎乗は初めて。3歳馬。重賞は小倉2歳S1着、デイリー杯2歳Sと函館スプリントS2着。1200mの重賞は1-1-0-0。追切展開印あり。圧倒的本命です。単勝1倍台でもいいと思います。勝つのはこの馬です。1着固定しか考えられません。
3着 レッツゴードンキ
⑫レッツゴードンキ 偏差値5位 ★★★
岩田康騎乗時(1-1-1-6) 吉田隼(B)→岩田康(B)乗り替わり。昨年は岩田康(S)だったが今年はBレベルに落ちている。昨年のオークス以降はこの騎手で全て4着以下。相性は悪くなっている。重賞は桜花賞1着のほか、2着2回、3着3回。クラシックやマイル重賞を中心に使われてきたので、1200mの距離は得意な可能性がある。前走の函館SS3着。厩舎外厩の相性は0%と悪い(母体数1のみ)。追切展開印あり。プラスマイナスいろいろありますが、結局抑えまでの評価でいいでしょう。
以上がレース当日の全頭徹底解説からでした。
偏差値上位馬で決着しました。しかし私の予想としては「シュウジ」が1着ではなかったというのが痛恨でした。札幌記念のモーリスは1着は微妙かなと感じていたのですが、今回のシュウジはもう負ける気配は一切感じませんでした。やはり「岩田」→「モレイラ」の乗り替わりは相当大きいと思っていたのです。
しかし1着はブランボヌールでした。これは本当に戸崎騎手お見事!といった感じでした。この偏差値的重賞回顧でも戸崎騎手はいつも触れているような気がします。リーディングでもトップですし、関東の騎手なのに関西馬の依頼が多くそれでキッチリ結果を出す。本当に素晴らしいと思います。乗り替わりで結果を出す事が多いのも仕事人的な感じで頼もしさ万全です。
私の中でも、「戸崎」「M・デムーロ」「ルメール」「浜中」「川田」「福永」といったところは本当に信頼を置いています。これらのSレベルの騎手で、基本重賞を回していくといったところでしょうね。
ワールドオールスタージョッキーズでは、土曜に人気薄馬でポイントを稼いだ「M・デムーロ」が1位、「武豊」が2位でしたが、私の中での偏差値的ジョッキーズならもしかしたら1位は戸崎騎手かもしれないですね。
B判定のレッツゴードンキとソルヴェイグはやや軽視してしまいました。それでも3着、4着にくるあたりやはり地力があったようです。期待したエポワスとファントムロードは残念な結果に終わってしまいました。
予想の結果は
[ 馬券生活 公式3連複買い目 ]
3連複
④→②③⑤⑫⑭ 10点
21.9倍が的中でした!
最終予想は、シュウジが1着であれば馬単と3連単が的中していたのですが、逃してしまいました。
続いてはこちら
新潟2歳ステークスG3) 新潟芝1600m 2016年8月28日(日)
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偏差値1位→14位→5位での決着でした!
それでは着順ごとに「全頭徹底解説」から振り返ってみましょう。
レース当日の予想はこちら
▼新潟2歳ステークス(G3) 偏差値確定版!全頭徹底解説 - 馬券生活✩競馬で生きていく
1着 ヴゼットジョリー
⑩ヴゼットジョリー 偏差値1位 ★★★★★
福永騎乗時(初騎乗) 川田(S)→福永(S)乗り替わり。騎厩相性(5-1-2-12)複勝率40% 中京芝1400m(良)を0.2秒差1着。追切展開印あり。やはり人気になってしまいました。しかし仕方ないでしょう。この騎手厩舎のメンバーなら大威張りできます。本命です!
2着 オーバースペック
⑫オーバースペック 偏差値14位 ★
岩部騎乗時(1-0-1-0) 騎厩相性(1-0-1-11)複勝率15.4% 南田厩舎の馬は、この馬でしか馬券に絡んでいない。キャリア2戦。前走は未勝利福島芝1800m(良)を0.0秒差1着。厩舎外厩の相性は0%ととても悪い。やや人気になっていますが、とても買えません。気をつけましょう。
3着 イブキ
③イブキ 偏差値6位 ★★★+
田辺騎乗時(初騎乗) M・デムーロ(S)→田辺(B)乗り替わりはマイナス。騎厩相性(3-6-2-17)複勝率39.3% 東京芝1800m(良)を0.1秒差1着。「追切▽」。乗り替わりはマイナスですがこのメンバーだと騎手は上位になります。
以上がレース当日の全頭徹底解説からでした
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このレースの結果は今後のこのブログの将来を占う上で本当に大切な事を教えてくれる結果になるものでした。
★騎手と厩舎は本当に大事
週中の段階から、このレースは騎手のメンバーのレベルが低く、騎手厩舎のレベルを見るとヴゼットジョリーが馬券の軸になるのはほぼ間違いないという見解でした。そして偏差値が確定し、やはりというか1位はヴゼットジョリーでした。そして3番人気と予想よりも高い人気になり、そしてあっさり勝ってしまいました。
そして3着のイブキも「田辺騎手」とBレベル(イエロー)の騎手が入りました。札幌でWASJが開催されたのでこれは予想された事です。実際にその通りになってしまいましたね。
今後もG1レースの裏重賞など、騎手のメンバーが落ちる事が予想された場合は同じ事が繰り返される可能性が高いですね。
★なぜオーバースペックは2着に来られたのか?
そうです。本来なら偏差値を見るととてもじゃないですが、この馬を買うことはできません。先ほどの騎手理論でいうと、「岩部騎手」は今年の芝複勝率が7.8%と本当にひどい成績で騎手レベルは最低のFでした。厩舎レベルもEですから真っ先に消さなければいけない馬でした。当日は6番人気だったので私としては絶対に買ってはいけない危険な人気馬だと思っていたのです。
ではなぜオーバースペックは2着と好走できたのでしょうか?
①ただの偶然
あまり言いたくはないですがこの可能性もあります。例えばオーバースペックの生涯で唯一の重賞で馬券圏内に来たのがこのレースだった、という可能性も僅かですがあります。ただこれは「偏差値的思考」の原理主義になってしまうのであまり考えたくはありません。
②化物の可能性
これも考えられます。この騎手厩舎で重賞に2着に来ることができる。これは実はオーバースペックは本当に凄い能力を持っていて、そんな不利をあっさり覆すことができる怪物だった。こういう可能性もあります。
③馬と騎手の相性
そして最後がこちらです。実はこの馬と「岩部騎手」の相性は1-0-1-0と複勝率100%の組合せでした(岩部騎手はこの馬以外の今まで南田厩舎の馬で全く結果を出していません)。もちろん2歳重賞なのでキャリアは浅いです。しかし実はこの騎手が普段から調教に乗ったり、世話をしたりなど影の部分でケアをしてきた可能性もあります。やはり今まで成績が全く良くない騎手でも馬とのめぐり合わせというものはあります。もしかしたらオーバースペックと岩部騎手は最高の相性の良さがあるのかもしれません。
おそらく結論としては②と③の中間という感じがします。そして今後の予想に活かすならば、この結果は非常に大切なものとなります。
これから先もオーバースペックが重賞に出てくれば、おそらく偏差値が上位になる事は考えられないでしょう(騎手厩舎の成績が格段に向上するか、変更がない限り)。つまり「偏差値の例外」を考えていかなければいけないケースだと考えられます。
「偏差値の例外」
たとえ偏差値が低くてもその馬に騎乗した騎手との過去実績が良い場合はデータ(偏差値)を覆す可能性がある!という事です。
実際にダート重賞で活躍しているアスカノロマンは鞍上が「太宰騎手」でいつも偏差値があまり上がってきません。しかし今年はJRAの重賞は全て馬券圏内に入っています。
ちょっと言い訳がましいかもしれませんが、実は今まで密かに感じていた事です。それがこのレースの結果を受けて、やはり大切だと感じました。
そして「オーバースペック」の次走と結果が本当に楽しみになりました。
予想の結果は
[ 馬券生活 公式3連複買い目 ]
3連複
⑩→②③⑥⑧⑨⑭ 15点
4着が⑧アピールバイオだったので、惜しくも的中を逃す(3連複140倍程度)結果になってしまいました。
今までのブログ開始から重賞のトータルの収支は(2016年2月27日~)
[ 馬券生活 公式3連複買い目 ]
63レース中24レース的中(的中率38.1%)
投資金額75,200円 回収金額199,180円
回収率264.9% 純利益123,980円
今週末は久々の3重賞という事で、土曜日にも重賞があります!
9/3(土) 札幌2歳ステークス(G3)
9/4(日) 新潟記念(G3) 小倉2歳ステークス(G3)
明日の8/30(火)からいつも通り重賞偏差値予想を3重賞とも行っていきます!
夏のローカル開催もいよいよ最終週となりました。そしてそれが終われば本格的な秋競馬のシーズンに入って行きます。どうぞこれからもこのブログを、そして渾身の「重賞偏差値予想」をお楽しみください!
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ブログの更新スケジュールについて
月曜(18時頃) 偏差値的重賞回顧
先週おこなわれた重賞を回顧します
火曜(18時頃) 「厳選軸馬」「新偏差値表」 結果編
先週の厳選軸馬と新偏差値表の結果を振り返ります
木曜(18時頃) 今週の重賞出走馬確定
重賞の出走馬を全頭外厩付きで発表します
金曜(21時前後) 「厳選軸馬」「新偏差値表」土曜版
土曜の厳選軸馬と新偏差値表の更新です
土曜(朝10時前後) 「今日のレース」
当日のポイントや結果を更新していきます
(21~22時前後) 「厳選軸馬」「新偏差値表」日曜版
日曜の厳選軸馬と新偏差値表の更新です
日曜(朝10時前後) 「今日のレース」
当日のポイントや結果を更新していきます
※重賞がある場合は
レース前日(金or土)18時前後 「重賞偏差値予想(偏差値確定版)」
重賞を偏差値(完全無料指数)で予想していきます
レース当日朝9時前後 「全頭徹底解説」
出走全馬を解説しより深く序列をつけていきます
※G1の場合はイレギュラーで「G1スペシャル」大特集します
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それから、最後にこのブログでの私の競馬への考え方に深く関わっているサイト等を紹介します。
競馬に関するほぼあらゆるデータが集まっています。初めはリアルタイムでのパドック情報配信に興味があったのですが、「能力」「展開」「調教」「騎手」「厩舎」「オッズ」「パドック」「外厩」等、あらゆるものが指数化されています。アナログなものもデジタルに変換している感じですね。
▼馬券裁判“本人”が初めて明かす! 「馬券裁判 ─競馬で1億5000万円儲けた予想法の真実─」
実際に競馬で1億円以上を稼いで馬券裁判になった「卍氏」の競馬に関する考え方が記載された本です。私がこのブログで「偏差値」を開発して発表するきっかけになったのがコレです。色々なデータを組合せて自分独自の指数を作成していく。実際に競馬で稼いだという事実があるので重みが違います。もちろん指数だけではなく、馬券の買い方がいかに重要かという事がハッキリわかります。
※「卍氏」の新刊が2016年7月29日発売です!
「外厩」といったらコレです。外厩という競馬新聞にも載っていない制度。これがいかにJRA競馬を攻略するのに必要かがわかります。賞金の高い高額条件の重賞(とくにG1)がなぜ外厩使用馬で埋め尽くされるのか・・・このブログの「重賞偏差値予想表」に外厩データが入っている理由の一つです。
▼京大式推定3ハロン 実践攻略データブック (競馬王馬券攻略本シリーズ)
このブログの「展開★」はこの本の考え方を参考にしました。競馬は「上がり3ハロンで1位と2位」「4コーナーで先頭」この3頭を見つけ出す事ができれば回収率もうなぎのぼり。シンプルですが奥が深くてとても参考になります。
※京大式の最新刊が2016年9月10日発売です!