今回は重賞予想と偏差値について詳しく説明したいと思います。
2016年2月21日 フェブラリーステークス(G1)
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重賞予想はこの表を使います。
今までもツイッターではこの表と手短な予想を載せていたのですが、
いきなりこの表を説明なしで載せても正直、意味不明なところもあったと思いますので
今回詳しく説明してみます。
①偏差値
この偏差値というのは各馬の総合指数(能力・騎手・厩舎・追切・展開等・・・)を出して
それを偏差値化して表したものです。偏差値は学力テストなどで使われるものですよね。ご存知だと思いますが50がちょうど真ん中で、上がれば上がるほど良く、下がれば下がるほど悪いといったものです。ただほぼ上限下限があり上は70を越えるとかなり良く、30を下回るとかなり悪いです。
②判定
S・A・B・C・D・E・Fの7段階ありSが最高でFが最低です。
桃・橙・黄・無色・青・紫・黒と色分けしています。ちなみに他のところにある色分けも同様です。
③騎手・厩舎
複勝率は2015年の芝・ダート別の数字を載せています。ランク分けもそれに従ったものになりますが極端に母数が少ない場合は考慮します。
④追切
各馬の追切状態を表します。無印馬は全て同じ評価というわけではなく指数化する時に上げ下げをしています。
印の順番は、◎〇▲注△▽になります。
⑤外厩
外厩を使ってきた場合は記入します。こちらのデータを元にしています
⑥間隔
基本的に中5~6週以上の馬は外厩を使っていないと軽視した方がいいです。
正直、ここに載せているデータはほぼ偏差値に含まれているのですが、偏差値だけ載せても見栄えも良くないのでこの形にしています。将来的には多少いじるかもしれませんが現在はこの形でやっていきます。
予想のポイント
純粋に偏差値順に着順上位に来やすいと考えてもらって構いません。
特に上位人気馬に絶大な威力を発揮します。狙い目としては偏差値1位が4~6番人気だった場合は上げ、1番人気馬の偏差値が低い場合は下げ(消し)が基本です。
最近のレースで実際の好走例は
2016年2月14日 京都記念(G2)
6番人気の⑦サトノクラウンが偏差値1位で1着。馬連28.8倍も偏差値1位2頭で的中しています。反対に2番人気の①ヤマカツエースは5着に敗れています。
2016年2月20日 京都牝馬ステークス(G3)
偏差値1位2位が1着3着で2着もB評価の馬が来ています。
ちなみに⑭クイーンリングは厳選軸馬にも該当していました。もちろん重賞と厳選軸馬の相性も良いです。⑪ウインプリメーラはその⑭より偏差値が上なのですから狙いやすいです。こういうケースだと⑪⑭の2頭はかなり堅いので3連複2頭軸で流すのがいいでしょうね。
つまり偏差値は上位人気馬(1~6,7番人気)の取捨選択に非常に有効だと言えます。
あとは紛れが少なく実力通りに決まりやすいコース(直線の長い東京、京都阪神の芝外回り等)にも強いと言えます。
反対に中山芝1600mなど枠順の有利不利が出やすいコースは偏差値通りに決まりにくいとも言えます。
偏差値には枠順の有利不利は入れていませんので。
大穴の馬を狙いたい
このケースだとやや偏差値は相性が良くないです。
ポイントとしては2つ
①外厩使用馬を狙う
外厩を使って来ている馬は長期休養明けの馬も多いのでかなり人気を落とす場合もあります。偏差値は低くてもヒモには入れた方が良いです。
②追切高評価馬を狙う
やはり追切が良い馬は狙えます。特に2,3歳限定戦が狙えます。あとは短距離(1600m以下)のレースがおすすめです。
やはり外厩と追切の両方に印がついてる馬はおすすめですし、両方とも無印の馬は軽視した方がいいです。
JRAの重賞に関しては全レースこの表を載せて私の予想とともにレース前日夜10時くらいまでにはアップします。平日には結果を踏まえた回顧もするつもりです。
基本的に新馬戦以外の全レースは偏差値化する事が可能です。
今すぐに全レースの偏差値をブログで発表するのは時間が足りないかもしれませんが、
後半9レース以降とかなら前日に発表できるかもしれません。
試行錯誤しながらやっていきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。
最後に
なぜ私が偏差値を使うようになったのかというと、馬に対しての先入観を一切なくし各馬を客観的に比較したいと思ったからです。
実は2015年の秋ひどいスランプになりまして、G1レースのことごとくを外してしまいました。正直なところ自分がこの馬は強い!と思っても期待を裏切られたり、前走を見てこの馬は軽視して問題ないなと思った馬が次走キッチリ1着になったり・・・
やはり大好きな競馬で負け続けるのはツラい・・・
やるからには絶対に勝ちたい!勝ち続けたい!という気持ちがどうしようもなくあふれてきました。
それが偏差値化へのきっかけになりました。
あともう一つは能力指数(スピード指数)というのはもう完全にメジャーになっていて、ある程度どの指数を使っても、ものすごい差があるとは正直思いません。
ただ仮に
指数70の馬に複勝率10%の騎手が乗った
指数60の馬に複勝率40%の騎手が乗った
これってどちらが先着すると思いますか?
正直私はわかりません・・・
厩舎だってそれぞれ複勝率は全然違いますし、追切の状態だってバラバラです。
これらを上手くひとまとめにできないかな・・・とも考えていました。
それで競走馬がその能力を発揮できるように必要なものを選び抜いてまとめた、自分なりの総合指数を作り、それを偏差値化しました。
現在のところ私は偏差値を見ないとレースの予想ができなくなってしまいました。
あれこれ自分で考えながらレースを予想するというのは純粋に楽しいことです。
自分の予想通りに馬券が的中すれば本当に嬉しいものです。
しかし結果、勝てなかったとしたら・・・
私は競馬の予想を楽しむ事よりも、競馬で勝つ事を選択しました。
まず実際に競馬で勝ち続けて・・・それをずっと継続できたら、
そしたらさらに純粋に競馬を楽しんで予想したいと思います。
実際、今の私はレースの前日にならないと予想ができません。週半ばに予想してもレース前日には全然違う予想になると思います。
今のところは意図的にレース前に必要な情報以外のものは目に入れないようにしています。
いかに客観的に見られるようになれるか。
たとえ面白くなくても、まず競馬に勝ちたいと思ったからです。
今年2016年の競馬収支です。
正直わずかのプラスですが一応浮いています(お恥ずかしい金額ですが)
1月はかなり試行錯誤もあったのでマイナスでしたが、不必要な購入を控え、今のところ購入する金額も抑えるようにしました。
今まではとにかくどのレースにも賭けたいと思っていましたが、最近はかなりレースを購入せずに見るようにしています。
2月の結果を今後も続けて行ければと思います。
たとえ大きな万馬券を的中できなくても、1日1~2万円コンスタントに勝ち続ける事が現在の目標です。それが叶えばあとは投入金額を増やしていけばいい。
そんなふうに考えています。
明日は金曜日。
いよいよレース情報をアップしていきますので皆様、よろしくお願いいたします。
それではよろしくお願いします。
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ブログの更新スケジュールについて
月曜(18時頃) 偏差値的重賞回顧
先週おこなわれた重賞を回顧します
火曜(18時頃) 「厳選軸馬」「新偏差値表」 結果編
先週の厳選軸馬と新偏差値表の結果を振り返ります
木曜(18時頃) 今週の重賞出走馬確定
重賞の出走馬を全頭外厩付きで発表します
金曜(21時前後) 「厳選軸馬」「新偏差値表」土曜版
土曜の厳選軸馬と新偏差値表の更新です
土曜(朝10時前後) 「今日のレース」
当日のポイントや結果を更新していきます
(21~22時前後) 「厳選軸馬」「新偏差値表」日曜版
日曜の厳選軸馬と新偏差値表の更新です
日曜(朝10時前後) 「今日のレース」
当日のポイントや結果を更新していきます
※重賞がある場合は
レース前日(金or土)18時前後 「重賞偏差値予想(偏差値確定版)」
重賞を偏差値(完全無料指数)で予想していきます
レース当日朝9時前後 「全頭徹底解説」
出走全馬を解説しより深く序列をつけていきます
※G1の場合はイレギュラーで「G1スペシャル」大特集します
それから、最後にこのブログでの私の競馬への考え方に深く関わっているサイト等を紹介します。
競馬に関するほぼあらゆるデータが集まっています。初めはリアルタイムでのパドック
情報配信に興味があったのですが、「能力」「展開」「調教」「騎手」「厩舎」「オッ
ズ」「パドック」「外厩」等、あらゆるものが指数化されています。
アナログなものもデジタルに変換している感じですね。
▼馬券裁判“本人”が初めて明かす! 「馬券裁判 ─競馬で1億5000万円儲けた予想法の真実─」
実際に競馬で1億円以上を稼いで馬券裁判になった「卍氏」の競馬に関する考え方が記
載された本です。私がこのブログで「偏差値」を開発して発表するきっかけになったの
がコレです。色々なデータを組合せて自分独自の指数を作成していく。実際に競馬で稼
いだという事実があるので重みが違います。もちろん指数だけではなく、馬券の買い方
がいかに重要かという事がハッキリわかります。
※「卍氏」の新刊も発売予定です
「外厩」といったらコレです。外厩という競馬新聞にも載っていない制度。これがいか
にJRA競馬を攻略するのに必要かがわかります。賞金の高い高額条件の重賞(とくにG1)
がなぜ外厩使用馬で埋め尽くされるのか・・・
このブログの「重賞偏差値予想表」に外厩データが入っている理由の一つです。
▼書籍版競馬王 2016年 07 月号 ▼Kindle版競馬王 2016年07月号 [雑誌]
こちらもかなり長いあいだお世話になっています。昔は月刊誌だったのですが、現在は隔月刊で発刊となっています。
それではよろしくお願いします。